FXでは恐怖心を克服しない限り安定して勝ち続けることができません。
恐怖心は人間が身を守るために備わっている本能ですから、誰でもFXに恐怖心を持っているはずです。もちろん、私にも恐怖心はあります。その恐怖心はどこからきているのかを考えると、最終的には「損をしたくない気持ち」であることがわかります。
そして、FXに対する恐怖心が強くなればなるほど安定して勝続けることが難しくなってきてしまいます。恐怖心が大きいと精神的に不安定な状況なのですから、何をやってもうまくいかないことが多くなるのです。
FXの恐怖心を克服するためにはどうすればいいのか考えていきたいと思います。
目次
FXの恐怖心はどこからくる?
私的にFXの恐怖心は「損をしたくない気持ち」からくるものだと思っています。
- エントリーポイントがきたけど反転して損をするのが嫌だから見送ってしまおう。
- 損切りしなければならないけど損失を確定させるのが嫌だからもう少し待とう。
- 利益が乗ってきたけど、せっかくの利益が減るのが嫌だから利確してしまおう。
全部損をしたくない気持ちからくる恐怖心が伴った感情です。こういった感情が出てきてしまえばチャンスを逃し、大きく取れる利益を薄利決済し、小さく損切りできたのに大きな損切りになったりしてしまいます。
どんどん儲かって、うまくいっている時は怖くないものですが、一度大きな損切りなどで大損してしまうと、また負けるんじゃないかと思ってしまい恐怖心が出てきてしまいます。
それでは、どんな恐怖心があるのか詳しく見ていきたいと思います。
エントリーする時の恐怖心
- エントリーした途端に逆行されたらどうしよう
- ポジションを持っている時に地政学的リスクで大変動したらどうしよう
- こんなチャート形で前に損切りしたからまた損切りになったらどうしよう
- ポジションを持ってる時に要人発言とかあったらどうしよう
エントリー前には様々な感情が出てくるものです。その感情の中でも、負けたら嫌だという不安な感情が恐怖心です。この恐怖心が大きくなってしまえば、エントリー恐怖症となってしまい、チャンスでもエントリーできずに利益を逃してしまいます。
ポジションがない恐怖心
エントリーすることが怖いのと真逆なのがポジションを持っていない恐怖心です。俗にいうポジポジ病のことです。
上がっていくチャートを見ていて買っておけば儲かっていたのにと後悔する。逆に下がっていくチャートを見ていれば売っていたら儲かってたのにと思ってしまう人は、ポジションがない恐怖心が強い人かもしれません。
ポジションがない恐怖心が強くなってくると、ルール上のエントリーポイントでもないのに、「少しなら取れそうだ」みたいな感覚でエントリーしてしまいます。
感覚での適当なトレードになるので損切りは増えますが、チャンスを逃したくないという気持ちとともに次から次へとポジションを作ってしまいます。
これも恐怖心からくるポジポジ病です。
ポジポジ病に関しては以下の記事で詳しく説明しています。
損切りできない恐怖心
FXで負けている人で「損切りできない」という人は驚くほど多いようです。損切りができないから損切りになった時には大きな損失になってしまう。
そして、その損失を取り返そうとする気持ちが強いために、次のポジションでも更に損したくない気持ちが強くなって損切りできなくなってしまう。
悪循環です。
損切りできないということは、損をしたくないという恐怖心からきています。損切りできない人がFXで生き残っていくことは不可能ですから、なんとか克服していかなければなりません。
損切りができない人は以下の記事をご覧ください。
利確が早くなるのも恐怖心から!
私の中で今でも時々湧いてくる恐怖心が利確が早くなってしまうというものです。ある程度利益が乗ってくると、その利益が減るのが嫌で利確したくなってしまいます。これも、損をしたくない恐怖心と一緒です。
利益が減ってしまうという恐怖心、私はこれを直すのには苦労しました。
10pips以上が最低目標だったとしても、5pips6pipsと利益が乗ってくれば建値に戻るのが嫌で自分の意志とは裏腹に利確してしまうのです。
それでも薄利決済が続いてしまえば損切りが小さかったとしても損小利小でトータルでは利益が残らないことになってしまいます。
トレードルールでの利確目標を守ることで手法の優位性が発揮出来るわけですから、恐怖心から薄利決済を繰り返していてはトータルで勝てないことになってしまうのです。
利確が早くなりがちな方も恐怖心を克服していかなければなりません。
お金を失ってしまう恐怖心
負けた経験、損切りした経験、強制ロスカットになった経験などなどは、FX経験が長くなれば長くなるほどに蓄積されていき、お金を失ってしまう恐怖心を駆り立ててきます。
お金を失ってしまうかもという恐怖心は強烈なもので、一度恐怖心が顔を出してしまえば冷静なトレードはできなくなってしまうのです。
私の場合は自分でも不思議なのですが、お金を失ってしまう恐怖心は皆無で、友人からは変態扱いされたこともあります。
その友人は私とは真逆でお金を失ってしまう恐怖心が前面に出てきてしまい、損切りできない病から始まり、薄利決済病、エントリーできない病へと移り変わっていって、終いには恐怖心から全くエントリーできなくなって退場していきました。
お金を失ってしまう恐怖心は誰でも持っているものですから、資金を4分割するなどして、余裕資金の一部でトレードしていくなど計画的なトレードが大切になります。
リスクを取るのが怖い
FX経験が長くなってくるとリスクを取るのが怖いという恐怖心が出てくることがあります。
恐怖心を持っていない初心者の頃は、余計なことを考えないのでトレードルール通りのトレードができます。
しかし、FX歴が長くなって様々な経験を積んでくると、
- ここはリスクが高そうだからやめておこう
- 利確目標には届いてないけど利確しておこう
- ちょっと早いけど損切りしてしまおう
などなど、自分の手法でのトレードルール以外のことをやってしまいがちです。これが、計画性を持った行動であればなんの問題もないのですが、リスクを取るのが怖い気持ちからきているとしたら問題です。
なぜなら、自分の恐怖心でエントリー、利確、損切りをコントロールすること言うことは、適当な感情トレードにつながってしまうためです。
結果、エントリーすれば良かったとか、利益を伸ばしておけば良かったとか、ルールの損切り値まで持っておけば反転したとか、数多くの後悔が出てきてしまうのです。
経験が長くなってきたとしても、エントリールール通りのリスクを取ることを恐れずにトレードしていくことが大切です。
私が恐怖心から大負けした体験談!
実は私、30万通貨でガンガントレードしていたのに、1回のトレードで100円でも負けたくないという時期がありました。この100円でも負けたくないという気持ちは曲者で、直すのにもの凄く苦労した経験があります。
この100円でも負けたくないという気持ちが強くなってくると、どんな状況でも損切りできないことになってしまいます。
私がトレードを始めたころはポンド円のスプレッドは3pipsが平均的で、30万通貨でエントリーした途端にスプレッド分のマイナスが9000円からのスタートになりました。
そしてポジションが評価損益マイナス9000円から順行して赤字からプラスの黒字に変わると利確してしまいたいという気持ちが顔を出します。
それでもまだ利益は伸びるはずと根性で我慢して10pipsまで利益が伸びて利確すれば3万円のプラス決済です。
次のエントリーではポジションが逆行してしまってスプレッド分のマイナス9000円がマイナス5万円までいってしまえば、「早く建値以上に戻って」という感情が強くなります。
そして、赤字が黒字に転換した途端になんの考えもなくほぼ建値で決済してしまいます。プラスマイナスゼロか数百円のプラスです。
普通に考えて新規でポジションを持てば少しでも逆行する確率が高いので、しばらくは、ちょいプラス、ほぼ建値を繰り返すことになり、利益は少ししか出ないことになります。
それでも、損切りしなければ少しづつでも利益は積み重なってきます。
ここで悪い考えが顔を出しました。
「なんだ、損切りしないで耐えていれば建値に戻るんだから3円くらい余裕を持ってトレードすれば負けなしじゃん!」
今考えれば笑えるくらい最悪の思考なのですが、その当時は真面目に考えていたのです。
それから1週間とかは、私の勘が冴えていたのか、運が良かったのかわかりませんが、50pips耐えて建値、100pips耐えて建値、ちょいプラスを繰り返します。
損切りしない思考なので利益は積み重なってきて1週間で30万ほどの利益が出ていました。
「FXなんて簡単だ!」
こんな考えになっても仕方なかったのかもしれません。
しかし、そんなにうまくいくはずもなく、建値に戻らない事態が発生します。
買いポジションが1円下落、その後上昇しマイナス30万から建値付近ギリギリまで戻ったものの数pips足りずに決済する前に再度下落。
翌日も建値付近までは戻るものの、ギリギリ建値に戻らず再度下落。
その翌日はピッタリ建値に戻ったものの、決済を我慢していたら再度勢いよく下落していきました。
私のポジションを持った値がレジスタンスになって、水平線も引けてしまうような値動きが続きました。
不思議なものですが、手法のルール以外で何も考えずにエントリーしてしまうと、そのポジションがレジスタンスラインになってしまうということが何度もありましたし、経験されている方も多いようです。
そこから、建値付近には戻ることなく2円下落、3円下落・・・マイナスは100万円を超えます。それでも、「そのうち戻るはず!」という考えがありますから損切りしないで耐えます。
夜寝る時はさすがに不安でしたから、30万とか50万を追加入金しておきます。
私は少し変な性格なのかもしれませんが、含み損が100万でも200万でもメンタル的に落ち込むことはなく、夜はぐっすり寝ることができたのです。
そして、朝起きてチャートを開き「なかなか建値に戻ってくれないなぁ」なんて安易に考える日々が続きました。
そこから数日間はマイナス100万円前後から大きく動かないレンジ推移の日々が続きましたが、ついに「あの日」がやってきました。
朝起きて「今日は少し戻っててくれないかなぁ」なんてチャートを開いてみると、私のポジションがありません。
「あれ?違う口座だった?」と一瞬考えますが、当時のメイン口座は一つでしたから間違えるはずもありません。
そう、一晩のうちに4円程大暴落し、私のポジションは強制ロスカットされていたのでした。追加入金していた分も含めて、マイナス240万円程の強制ロスカットでした。
建値付近まで3度戻ったのですから、「あの時に1000円のマイナスで決済しておけば・・・」と思いましたが後の祭りです。
たった数百円、数千円のマイナスを嫌ったために240万円もの大金を失った、忘れることのできない記憶に残る出来事でした。
その数日後、FXディーラーの有名人が「数十pips取りにいくトレードでは3pipsや5pipsは誤差の範囲内・・・」と書いていました。この言葉がグサッと心に刺さりました。
1pipsも損したくない、100円の負けも嫌だ・・・こんな風に感じるのは、損するのが嫌だという恐怖心からくる心理的な現象です。
損するのが嫌だという気持ちが強くなればなるほど、自分では自覚できなくても心の奥底には恐怖心が芽生えてきます。そして、その恐怖心が大きくなってくれば損切りもできなくなってしまうのです。
私が恐怖心を完全に克服するには1年以上かかったのですが、その時に何を考えてどう行動したのか書いていこうと思います。
FXの恐怖心を克服するには?
FXの恐怖心は克服することができます。克服することができなければ安定して勝てないのですから、嫌でも克服していかなければならないのです。
私も様々な恐怖心を克服してきています。きっとあなたにもできるはずです。恐怖心を克服できれば冷静に淡々とトレードすることができて安定して勝ち続けていくことができるのですから、焦らず、あきらめずに取り組んでいくことが大切です。
トレード手法を信じる!
恐怖心が大きく出てくる原因の一つが、自分自身のトレードルール、使っている手法に自信が持てないからというものがあります。
手法に自信がないから、エントリーするときに恐怖心からためらってしまったり、利確が早くなってしまったり、損切りが遅れたりしてしまいます。
まずは自分の使っている手法、トレードルールを信じることが重要です。もちろん、過去データでの検証、デモトレードで勝てることがわかっていることが条件です。
トレード手法に自信が持てれば、同じトレードルールでトレードを続けていけば最終的にはトータルで利益が残ることがわかっているので恐怖心は軽減されます。
人間とは現金なもので、同じことを続けていれば儲かると心から信じることができれば、恐怖心よりも先に欲が出てくるので、トレードに恐怖心はなくなってしまうのです。
嫌になるくらい練習する!
プロを目指すスポーツ選手は、毎日何時間でも嫌になるくらい練習します。それでもごく一部の人しかプロにはなれない厳しい世界です。
でも、FXで勝ちたいという人は多いですが、毎日何時間も練習する人は多くありません。普通に考えればFXでも勝てるようになるためには、何時間でも何十時間でもひたすら練習するのが当たり前ではないでしょうか?
FXの場合は上がるか下がるかなので、安易に勝てると考えてしまう人が多いことと、ネットを見れば簡単に勝てそうな広告があふれていることも練習をしない原因の一つと言えそうです。
練習なんてしなくても勝てる手法を安易に追い求めてしまうんですね。結局は聖杯探しの長い旅に出てノウハウコレクターになってしまう人も少なくありません。
恐怖心を練習で鍛えることはできないと言われていますが、数多くトレードの練習をして、勝てるという自信を持つことができるのであれば恐怖心は消えるはずです。
私は今、恐怖心をあまり感じません。FXを始めて13年目、専業になって12年目で嫌になるほど練習もしてきているし、毎日十数時間リアルタイムチャートも見ていて、トータルで勝てるという自信があるためかもしれません。
FXの恐怖心は損をしたくない気持ちからきているのですから、損をしないことがわかれば恐怖心は消えることになります。
そのためには、エントリー、損切り、利確、チャンス待ちを嫌になるくらい練習することが大切です。
練習して練習して、チャートを見たら何も考えなくてもエントリー判断できるようになることができれば恐怖心はきっと消えるはずです。
メンタルに合ったロット数に落とす
デモトレードだと勝てるけどリアルトレードだとさっぱり勝てないくなってしまうという方も多いです。
これはデモトレードだと自分のお金が無くなってしまうという恐怖心が全くないのに、リアルトレードだと大切なお金が増減するために、お金が減るという恐怖心が冷静なトレードの邪魔をしている場合が多いようです。
レバレッジ1倍で1万通貨でリアルトレードしているのに負けるのが怖いという人がいます。10pipsの損切りで1000円、30pipsの損切りでも3000円の損失です。
これでも恐怖心を感じてしまう場合は、1000通貨までトレードする通貨数を落とすしかありません。10pipsで100円、30pipsで300円の値動きです。
デモトレード ⇒ 1000通貨 ⇒ 1万通貨 ⇒ 3万通貨 ⇒ 5万通貨 ⇒ 10万通貨 ⇒ 20万通貨 ⇒ 30万通貨・・・こんな感じでトレードに慣れながら徐々に通貨数を上げていくことが大事です。
実は通貨数を上げていく途中でもメンタル的にキツイ通貨数というのが出てきて苦戦してしまう場合があります。そんな時はひとつ前の通貨数に戻して更に経験を積むことです。
人間はどんな環境にでも慣れることができる生き物ですから、この通貨数の壁もいつかはクリアしていけるはずです。
自分が今、どのステージにいるのか、どこまでの通貨数なら平常心でトレードできるのか、これを自分自身で考えることで恐怖心を減らすことができます。
自分を客観的に見る!
FXは自分一人で考え、決断し、ポジションを作って決済します。そのため、自分の好きなようにできるというメリットはありますが、反面、適当なことをしても誰からも指摘されませんし、やってダメなことをして怒られることもありません。
そのため、恐怖心から損したくない気持ちが前面に出てきて、ルールから逸脱したトレードをしてしまう可能性があります。
そんな時は自分を客観的に見ることで問題を解決できる場合が多いです。
例えば、私MAXが社長でトレードをする専門社員としてMAXを使うイメージです。社長のMAXは社員のMAXにトレードルールに従ったトレードで利益を出せと指示します。
ルールにないエントリーや決済を行えば社長がMAXを叱ります。ルール通りにトレードして利益を出せれば褒めてご褒美を与えてもいいですね。
要は自分のトレードを客観的にみて検証し、良いところは伸ばす、ダメなところは反省し二度としないようにしていくということです。
こうすることでトレードに対する甘えは消え、恐怖心も軽減されてきます。
怖くないと自己暗示をかける!
私は昔、高所恐怖症でした。2階の窓から下を見ても怖い重度の高所恐怖症だったのですが、何かの本で読んだ自己暗示で「ぜんぜん怖くない!」「ここは安全だ!」と自己暗示をかけて直しました。
今では10階くらいのビルの屋上でも怖くありません。さすがに初めてスカイツリーに登った時は恐怖を感じましたが・・・
話が脱線しましたが、FXでも怖くないと自己暗示をかけるのは有効です。
「しっかり利確できるはず!」「損をしたってすぐ取り返せる!」「1回くらい損切りなっても平気!」「トータルでは勝てるから大丈夫!」こんな感じの言葉で自己暗示をかけます。
繰り返し呪文のように唱えていれば、恐怖心は和らいでいくはずです。言葉は悪いですがネガティブ思考の人はFXには向いていません。何事もポジティブに考えることができれば勝ち組にも近づいていけるはずです。
私の友人は恐怖心から退場した!
私の今でも仲の良い友人の話なのですが、FXを始めた当初はルールに従ったエントリー、利確、損切りを淡々とこなしてトレードできていました。
しかし、ある日を境に損切りできない病にかかってしまいました。損切りできないのですから建値に戻ることは多々あっても、稀に強制ロスカットになって大きな損失を出してしまいます。
この損切りできない病は様々なことをやって克服できました。
すると今度は、薄利決済病にかかってしまいました。利益が2pips3pips乗ってくるとすぐに利確してしまうのです。損切りはしっかりできていますが利確はすべて薄利決済ですから、トータルでは徐々にマイナスが増えてくることになります。
この薄利決済病も時間をかけて克服することができました。
でも、今度はエントリーできない病にかかってしまったのです。エントリーしたら損切りになってしまうのではないかという恐怖心が強くなってしまったんですね。
トータル収支での損失が徐々に大きくなってしまったことが原因でした。
- これ以上トータル損失を増やすことはできない。
- ここでエントリーしたら損切りになるかも。
- エントリーできない。
- 次のチャンスまで待とう。
この悪循環から抜け出せず、朝から晩までチャートを見ていてもトレード回数はゼロが続きました。そして結局は自分はFXに向いていないと余力のあるうちに自主退場していきました。その時のトータル損失は500万円近かったと思います。
エントリーできなくなった原因は、同じことを繰り返していけばトータルでプラス収支になるということを心底理解できていなかったことだと思います。
トータルでプラスになることが完全にわかっていれば、恐怖心に負けることもなくエントリーできない病にかかることはないためです。
この友人、今は広告業で大成功しているのですが、いくら余裕があっても二度とFXはしたくないと言っています。
FXに恐怖心を全く持たなくなると?
FXは恐怖心があれば冷静なトレードができなくなってしまうので、恐怖心を克服することが大切と書いてきましたが、恐怖心が全くないというのも考え物です。
恐怖心が全くないと、どんな場面でもエントリーできることになるし、損切りしなくても怖くないということになってしまう可能性もあるためです。
そして、恐怖心が全くなければ適当トレードをしてしまう可能性も高まります。
このことからFXには適度な恐怖心、適度な緊張感は絶対に必要になります。適度にとは曖昧なものですが、集中して本気で取り組むための緊張感くらいと覚えておきましょう。
また、恐怖心が全くないことになればリスク管理もできないことになってしまう可能性もあるので注意が必要です。
リスク管理については以下の記事で詳しく説明しています。
FXには恐怖指数というものもある!
通常恐怖指数と呼ばれているものはボラティリティ・インデックスのことでVIX指数と呼ばれています。VIX指数はアメリカシカゴのオプション取引所が公開している指数で、トレーダーの心理状態を表すデータです。
簡単に書くと世界中の相場参加者が、相場に対して恐怖心を持っているのか楽観視しているのかを指数化しているもので、FX会社のニュースでも時々公表されています。
数値が大きければ大きいほどリスク回避傾向が強くなっていくのが特徴ですから、ニュースでの恐怖指数も時々チェックしておくと、今現在の参加者の心理具合を垣間見れるかもしれません。
FXの恐怖心を克服する!あなたにもできる5つの方法とは?まとめ
FXをする方なら誰でも恐怖心は持っています。その恐怖心が大きくなれば冷静にトレードできなくなってきますから克服することが大切になります。
恐怖心を克服する一番有効な方法はトレードの練習です。いつでも同じトレードができるようにひたすら練習を繰り返せば体がトレードを覚えてくれます。
そして、勝てるようになっても自分のトレードは日々検証して、間違いはなかったか、更に良い方法はなかったか、全部チェックします。
これは、より自分のトレードに自信を深めるためでもあります。自信がつけば恐怖心は小さくなっていきます。
恐怖心を克服して夢の実現のために勝ち続けていきましょう。