FX複利運用のやり方!成功と失敗を分ける注意点とは?

FXの複利運用




FXの複利運用で成功するためのやり方を知っていますか?

FXではお金を増やす、儲けることが目的ですが、運用方法的には単利運用と複利運用があり、資金を効率的に増やしていくには複利運用が最適です。

複利運用はお金の増えるスピードが飛躍的に早いので夢のある投資方法になりますが、夢ではなく現実にしていくためにはしっかりした複利運用計画が大事になります。

複利運用すれば簡単に雪だるま式で資金が増えるなんて言う人もいますが、実はそんなに簡単なものではありません。

計画が机上の空論ではどうしようもないですから、失敗しない成功するための複利運用のやり方を私の体験談も含めて考えていきます。

 

FXの複利とは?

FXの複利とは?

FXの複利とは、勝った分の利益を元金に組み込んで、総資金量に応じてトレードする通貨数(ロット数)を増やしていく投資法を指します。

簡単な例で言えば、総資金100万円で10万通貨のトレードを開始し、10万円儲かって総資金が110万円に増えた。総資金が110万円になったので11万通貨でのトレードを開始する。

こんな感じで総資金量の増加に応じてトレードする通貨数を増やしながら大きな利益を出していくのがFXの複利運用になります。

逆の言葉で単利運用というのは、勝った時の利益を無視して、資金がいくら増えたとしても同じ通貨数でトレードしていくことを指します。

単利、複利とは元々は金利を指す言葉ですが、FXではちょっと意味合いが変わっていることがわかると思います。

有名なアインシュタインが「人類最大の発明は複利」と言った話は有名ですが、私も複利はものすごいパワーを秘めていると思っています。

でも、やり方を間違ってしまえば大きな損失が待っているのも事実です。

FXの複利運用で失敗せずに成功するためにはどうしたらいいのかを注意点も踏まえて考えていきたいと思います。

スワップポイントを受け取ることがFXの複利運用なんて書いているブログをたまに見かけますが、これは間違いです。スワップポイントを受け取ることを基本的には複利運用とは呼びません。ただ、受け取ったスワップを都度元金に組み込んでスワップ分のロット数を増やすのであれば複利運用と呼んでも良いと思います。FX初心者の方は間違った知識をつけないように注意してください。

FXで複利運用できたら凄い利益に!

FXで複利運用できたら凄い利益に!

上の表を見てください。

100万円の資金で10万通貨からトレードをスタート。毎日平均10pipsの利益が出せると仮定し月に200pips取れている場合の毎月複利の運用シミュレーションです。

ドル円程度の国内個人用のFX会社の保証金と仮定して、トレードする通貨数は実効レバレッジを10~15倍程度になるように設定、計算しています。

※誤差は無視してザックリ計算しています。

1ヶ月目は100万円の資金で200pips取れたことで総資金が120万円になります。このように複利運用していくと100万円からスタートした総資金が、13ヶ月目には1000万円を軽く超えてしまいます。

そして26ヶ月目には総資金が1億円を超えてしまいました。

これが複利の力です。

これを同じ条件で単利運用の場合を見てみます。

単利運用

いくら資金が増えても同じ10万通貨でトレードしていく単利運用の場合、26ヶ月後には総資金が620万円にしか増えていません。

100万円の資金が2年ちょっとで単利運用では620万円にしかならないのに、複利だと1億円にもなってしまう、計算通りの結果が出せたら驚くほどの利益になるのがFXの複利運用です。

しかし、この複利運用には机上の空論ともいえる落とし穴があります。また、一歩間違えば利益が吹っ飛んで元の木阿弥になってしまう可能性も秘めています。

そのため、運用計画次第な面はありますが、FXの複利運用ではある程度までは実現可能ですが、ある一定ラインからはメンタルの壁と通貨数の壁の戦いになってしまうのです。

FXの複利運用のメリットとデメリットとは?

FXの複利運用のメリットとデメリットとは?

FXの複利運用には大きなメリットもありますが、怖いデメリットもあります。

FXの複利運用のメリットは

  • 驚くほどの速さで初期資金が大きく増える
  • 小さな資金を短期間で大きく増やせる

上記の例でもわかるように、計画的に複利運用できたとしたら小さな資金でも驚くほど大きな資金にできてしまうのが複利運用の大きなメリットです。

FXの複利運用のデメリットは

  • すべての資金でトレードするのでリスクが大きい
  • メンタル負荷が大きい
  • 成功できる計画を立てることが難しい
  • 負けが続くと計画が崩壊する
  • そもそも安定して勝てる人でないと使えない

このように計画的にうまく運用できれば大きなメリットのある複利運用ですが、成功させるためにはデメリットを克服していかなければなりません。

そのためには、自分のできる範囲内で現実的な計画を立てることが一番重要です。

FX複利運用のやり方!

FX複利運用のやり方!

一口にFXの複利運用と言っても様々なやり方があります。

  • 1日複利
  • 1週間複利
  • 1ヶ月複利
  • 1年複利

1日複利は1日で出た利益を総資金に組み込んで、次の日に総資金の割合に応じてトレードする通貨数を上げていくやり方です。1日複利は1番資金効率が高くなりますがメンタル的に実現するのが難しい運用方法です。

1年複利は1年間の利益を総資金に組み込んで、翌年からは総資金の割合に応じてトレードする通貨数を上げていくやり方です。1年複利は時間経過が長いことから忍耐強さを求められます。

1週間複利は1週間で出た利益を総資金に組み込んで、翌週から総資金の割合に応じてトレードする通貨数を上げていくやり方です。1週間複利はよほど安定して利益を出せる人以外は損益の波が激しくなってしまうので少し難しくなります。

このように、どこで区切って複利で運用していくかが重要で、私のお勧めは一番安定して取り組める1ヶ月複利です。

1日や1週間だと収支の波が大きくなる場合があり毎日10pips以上を確実に取ることは難しいものですが、勝つ日負ける日をトータルした1ヶ月であれば、月に200pips以上を安定して取っていくことができる可能性は十分にあります。

ならば、1ヶ月複利が一番可能性があるということになります。1ヶ月単位で見ればある程度安定した利益を出していける人であれば、計画次第では1ヶ月複利で驚くほど大きな利益を出していける可能性が高くなることになるのです。

この1ヶ月複利で運用するパターンを考えてみます。

複利で運用していく期間を1ヶ月と決めたとしても、どの程度の割合で通貨数を上げていくかを決めなければなりません。

通貨数の上げ方には、利益金額(pips数)で考える方法と利益率で考える方法、実効レバレッジ比率で考える方法の3種類の方法があります。

その中でも現実的で計算も簡単なのは利益金額で通貨数をアップしていく方法です。

1ヶ月複利で考えれば、以下のような感じでの通貨数アップ方法です。

  • 1ヶ月間で10万円儲かったら基本ロット数に1万通貨をプラス
  • 1ヶ月間で20万円儲かったら基本ロット数に2万通貨をプラス
  • 1ヶ月間で30万円儲かったら基本ロット数に3万通貨をプラス
  • 1ヶ月間で40万円儲かったら基本ロット数に4万通貨をプラス
  • 1ヶ月間で50万円儲かったら基本ロット数に5万通貨をプラス

毎月いくらの利益を出せるかは月が終わってみないとわかりませんから、毎月儲かる金額は変わってくるはずです。その利益金額に応じて翌月のロット数を決めるのが上記のやり方です。

このやり方であれば、損益がなかった月だったり、万が一不調でマイナスの月があったとしても、臨機応変に翌月のロット数を変更していけることになり、都度計画を微修正していけることになります。

このようにFXの複利運用を成功させるには計画の微修正を繰り返すことも大切なのです。

FXの複利運用を成功させるカギは?

複利運用を成功させるカギ

FXの複利運用を成功させるのに一番大切なこと、それは当たり前のことですが少なくてもいいので毎月安定した利益が出せることです。

毎日必ずプラスにできる人は稀だと思いますが、1週間トータルならほとんど負けない、1ヶ月トータルならほとんど負けない、このレベルに到達していないと複利運用を成功させることは難しいと思います。

FXの複利運用では、出した利益を元金に組み込んでトレードしていくことが前提になっているからです。

そのため、1週間単位でほとんど負けなければ1週間複利で運用が可能、1ヶ月単位でほとんど負けなければ1ヶ月複利で運用が可能になることになります。

ここでほとんどと書いているのは、時々の負けは相場状況によっては仕方がないものであり、時々の負けであれば十分に挽回ができるのが複利運用だからです。

トータル利益の大きさや、トレード単位、1日単位の勝率は大きな問題にはなりませんが、1週間複利を考えた場合は週単位での勝率が8割以上、1ヶ月複利を考えた場合は月単位での勝率が8割以上は欲しいところです。

勝率が低いとロット数を上げて負けてしまう確率が高くなってしまうために資金が増えるスピードが遅くなってしまったり、逆に資金が減ってしまう可能性もあるためです。

そして、複利運用をする人のメンタルも大事です。

FXの複利運用では資金が小さいうちはメンタル的な問題も出にくいのですが、急激に資金が増えだす場面が必ずやってきます。

資金が急激に増えれば必然的にロット数も急激に上げていくことになるため、その時のメンタル負荷はかなり大きいものになります。

そのメンタル負荷に耐えられるかどうか・・・

これがFXの複利運用を計画的に成功させることができるかどうかのカギかもしれません。

メンタルについては以下の記事で詳細に読めます。

FXメンタルの鍛え方

FXメンタル鍛え方!正しいメンタルトレーニングで崩壊を防ぐには?

2016年9月19日

複利運用を成功させるにはPDCAサイクルも大切!

FXのPDCAサイクル

PDCAサイクルという言葉はビジネスの世界でよく使われる言葉なので知っている人も多いと思います。

簡単に書くと

  • PLAN=計画
  • DO=実行
  • CHECK=評価
  • ACTION=改善

このサイクルを繰り返していくことで計画の実現に向けて継続的に改善していくことを意味します。

PDCAサイクルをFXの複利運用に置き換えると

  • PLAN=複利運用の綿密な計画を立てる
  • DO=運用計画に従ってトレードする
  • CHECK=結果が運用計画通りになっているかチェックする
  • ACTION=計画通りに進んでいない時は運用計画を修正する。

最初に複利運用の綿密な計画を立ててトレードを開始する。そして計画通りに進んでいるのか、計画に無理はなかったのかなどをチェックする。計画通り進んでいればPDCAサイクルを継続。計画に無理があると判断できれば運用計画自体を修正する。

こんな感じで進めていくことになります。

中でも一番重要なのは最初に実現可能な目標を決めて綿密な計画を立てることです。この計画に無理があればいくらトレードがうまくいっても計画通りには進みません。

そして、複利運用計画に進捗状況を照らし合わせて、そのまま計画通りでいいのか、修正しなければならないのかを随時判断していかなければならないことになります。

FXの複利運用なんて簡単だなどとは考えずに、複利運用のPDCAサイクルを意識しながら進めていくことで成功確率も高くなります。

FXの複利運用の限界とは?

FXの複利運用の限界

FXで複利運用すれば100万円を1億円にすることも夢ではありません。十分に現実的な目標にすることが可能です。

まず最初に100万円を1000万円にする複利運用計画を立てて実行する。1000万円まで資金が増えてしまえば200万通貨のトレードで1日20pips取るトレードを繰り返す。

もしくは100万円を2000万円まで複利で運用して資金を増やす。以降は300万通貨のトレードで1日15pips目標のトレードを繰り返す。

たったこれだけで年間利益は1億円を超えます。

でも、100万円を1兆円にできるかと言えば、よほどのことがない限り無理、不可能です。

「えっ、同じように複利運用計画を立ててトレードしていけば良いんじゃないの?」と実現可能と考えて単純に夢を見る方も多いようです。

しかし、ある程度の金額までは複利運用で実現できるのは間違いありませんが、ある一定の金額を超えてくると、2つの大きな壁が前に立ち塞がってくるために複利運用を計画実行することが不可能になってしまうのです。

一つはメンタルの壁です。

例えば10万通貨で10pipsを損切りすれば1万円の損切り、余裕です。100万通貨で10pipsを損切りすれば10万円の損切り、なんとか損切りできます。200万通貨で10pipsを損切りすれば20万円の損切り、頑張ればできます。

しかし、1000万通貨で10pipsを損切りすれば100万円の損切り・・・今の私にはメンタル的に不可能なレベルです。

複利運用でトレードする通貨数が大きくなってくれば、利益も大きくなってきますが損切り金額も大きくなってくるのです。

この大きな損切り金額に耐えられるメンタルがなければ、大きな利益目標の複利運用は不可能ということになります。

メンタルに関しては以下の記事で詳細が読めます。

FXメンタルの鍛え方

FXメンタル鍛え方!正しいメンタルトレーニングで崩壊を防ぐには?

2016年9月19日

もう一つは通貨数の壁です。

FX初心者がよくわかっていないことの一つが通貨数の壁です。FXではいくらでも好きなだけのロット数でトレードできるわけではないのです。

FX会社によっては1回のトレードでの通貨数上限が決まっていたり、1日のトレードできる合計通貨数の上限が決まっています。そのため、いくらでも大きいロットで好きなだけトレードできないFX会社も多くなっているのです。

2023年になって1回のトレードでの最大ロット数を下げてきたFX会社も増えてきました。

そして、FX会社のシステム的な問題もあります。

100万通貨程度まではサクサク約定してくれるのに200万通貨になると約定拒否が頻発してしまう。

100万通貨程度までは成り行きで大きく滑らずに決済できるのに、300万通貨を超えてくると成り行き決済が1度で決まらなかったり、思った以上に大きく滑って約定したり。

こんな問題が出てくるFX会社もあります。特に国内のFX会社の場合は相対取引のところが多いためにロット数が大きくなると上記現象が多々発生してしまう可能性もあります。

この問題は通貨数の上限がなく、大きなロットでも滑らずに約定できる能力のFX会社を見つけることができれば解決できることになりますが、一般人ではなかなか難しいのが現状です。

FX会社の相対取引については以下の記事で詳細が読めます。

FX業者のノミ行為とは?顧客の利益はFX会社の損失?

FX業者のノミ行為とは?顧客の利益はFX会社の損失?

2017年2月13日

FXの複利運用に適したFX手法とは?

FXの複利運用に適したFX手法

FX手法には様々ありますが、どういった手法が複利運用に適しているのでしょうか?

  • スイングトレード
  • デイトレード
  • スキャルピング

これは先述した複利運用の期間で決めていく必要があります。

スイングトレードで利益を出している人が1週間複利はほぼ不可能ですし、スキャルピングで利益を出している人が1年複利ではもったいないです。

これを考えると

  • スイングトレード ⇒ 1年複利、半年複利
  • デイトレード ⇒ 1ヶ月複利、1週間複利
  • スキャルピング ⇒ 1日複利、1週間複利

しっかりと利益を出している人であれば上記のような感じが理想になります。

あとは勝率の関係です。

あなたの使っている手法、トレードルールが1日単位である程度の安定した収支が出せるのであれば1日複利も十分に可能です。

あなたの使っている手法、トレードルールが1週間単位である程度の安定した収支が出せるのであれば1週間複利も十分に可能です。

あなたの使っている手法、トレードルールが1ヶ月単位である程度の安定した収支が出せるのであれば1ヶ月複利も十分に可能です。

要は1日、1週間、1ヶ月という期間で見た勝率が安定するのかが大事になります。勝率が安定しないということは複利で通貨数を上げた時にマイナスになることが多くなるということですから、計画通りに進めていくのが難しくなります。

例えば1ヶ月複利の場合、先々月は200pips勝った、先月は300pips勝った、今月は500pips負けた・・・こんな感じに収支、勝率が安定しないと複利運用は難しくなります。

理想で言えば、先々月は200pips勝った、先月は250pips勝った、今月は50pips負けた・・・こんな感じだと多少負ける時があったとしても複利運用可能です。

期間ごとで大きく儲ける必要はなく安定した収支が出せることが大事と覚えておきましょう。

※ここでいう勝率とは1トレードごとではなく期間単位です。

複利運用の計算例とシミュレーション

FXの投資資金が100万円あり、ドル円で毎日20pips平均の利益を出せると仮定します。そして、1ヶ月複利で実効レバレッジ10~15倍、初期のロット数を10万通貨と仮定してシミュレーションしてみます。

複利運用の計算例とシミュレーション

7ヶ月目で1000万円以上まで資金が大きく増えています。そして14ヶ月目には1億円を超えてしまいました。これでは現実的ではありませんし、初期資金が100万円で毎日20pipsは難しいという人も多そうですから、計画を下の方へ緩く変更してみます。

FXの投資資金が10万円、ドル円で毎日10pips平均の利益を出せると仮定します。そして、1ヶ月複利で実効レバレッジ10~15倍、初期のロット数を1万通貨と仮定してシミュレーションしてみます。

複利運用の計算例

10万円の資金が13ヶ月目に100万円を超えました。通貨数の上昇割合も緩やかになっているために、これであれば十分に現実的ではないでしょうか?逆に少し物足りないという人も出てきそうです。

ただ一つ問題があります。

1ヶ月目の利益は2万円ですが、この2万円の利益を出すために毎日一生懸命トレードして、1日平均で10pips以上獲得していかなければならないことです。

1ヶ月2万円の利益ために多くの時間を使ってトレードしていく、結構大変な作業に思えます。使う時間的に見て利益が低すぎるためです。

この低利益の時期を耐えられない人が、無謀にも大きな利益を狙っていくために大負けし、勝てずにFXをやめていっているのです。

いくら獲得できる利益が小さくても、大きな利益を獲得するときと同じようなモチベーションでトレードしていくメンタルは絶対に必要です。

もしくは、低利益の時期が耐えられなければ計画を上方修正して、上記で言えば5ヶ月目レベルからスタートしたり、10ヶ月目レベルからスタートしても良いと思います。

このように、その人の性格や感情、投資資金によって計画をしっかり立てる必要があるのがFXの複利運用なのです。

あとは先述したメンタルの壁と通貨数の壁を考えれば、普通の人なら1トレード100万通貨までくらいが現実的に複利運用できる限界と考えていいと思います。

利益のすべてを複利に回せば、確かにその分だけ早く資金は増加しますが、失敗した時には取り返しがつきません。ならば、利益の半分を複利に回して、もう半分は予備費として取っておく、こんな考え方であれば成功する確率は向上します。

  • どの程度までロット数を増やしていくのか?
  • どの程度の速さでロット数をふやしていくのか?
  • いくらまで資金を増やしたいのか?
  • うまくいかなかったときは、どこまで戻るのか?

こういったことを計画に組み入れることでFXの複利運用の成功確率は上がるはずです。

FXの複利運用の失敗とは?

FXの複利運用の失敗

FXの複利運用での失敗とは、当初の計画通りに資金が増えていかずに途中で資金が減ってしまい、計画が頓挫してしまうことです。もちろん、途中で計画を修正、変更すれば問題はないのですが、根本的な失敗の原因を理解する必要があります。

FXの複利運用で失敗してしまうパターンはほぼ決まっています。

  • 早く儲けたくて焦ってしまった
  • 負けるのが嫌でルール無視してしまった
  • 忙しくてトレードできない日があった
  • 途中でお金を出金してしまった
  • 計画が崩れるのが嫌で損切りできなかった
  • 目標が高すぎた
  • 元々の複利運用計画が無謀すぎた
  • 安定して勝てる実力がなかった <ココ最重要>

失敗しないためには上記のことをクリアできれば良いことになります。

一番重要なのは安定して勝てる実力ということになってしまいますが、大きな起伏なくある程度の勝率を維持できているのであれば計画次第では複利で十分に成功できます。

そのためには達成できる可能性の高い計画を立てることが重要です。

自分の実力を分析し、その勝率、利益率にあった目標を立てます。この目標は高すぎても低すぎてもいけません。高すぎればプレッシャーが大きくなり、低すぎればモチベーションが続かないためです。

そして、その目標をいつまでに達成するのかを考え、その目標達成日に向けた計画を詳細に決めていきます。

目標が適度で自分の実力にあったものであれば複利運用の成功確率は大きく上昇します。

複利運用で大失敗した私の経験談!

こんな記事を書いている私もFXの複利運用では過去に大きな失敗をしています。

FXを始めたばかりの頃の話です。私の場合は初めから30万通貨でのトレードでしたから利益金額の目標ではなく通貨数を100万通貨まで上げるための複利運用を計画しました。

当時の私はそこまでFXに詳しくなかったので計画と言っても簡単なものでした。

その複利運用計画は、10万円儲かったらロット数を2万通貨上げる、ただこれだけでした。当時はボラティリティが今の何倍も大きかったので30万通貨でも1日で10万円儲けることは普通のことでした。逆に1日で20万円負けるのも普通だったのですが・・・

30万通貨スタートで10万円儲かったら32万通貨、また10万円儲かったら34万通貨、また10万円儲かったら36万通貨・・・すぐに100万通貨到達できそうです。

しかし、現実は甘くありませんでした。

10万円儲かって32万通貨に上げると途端に2~30万円負けるのです。負ければ悔しいので通貨数を落とす計画は最初からありませんでした。

勝って負けてを繰り返しながら2万通貨づつ徐々に上げていった結果、通貨数は50万通貨まで増やすことには成功したのですが、その期間の損失は軽く100万円を超えていました。

複利運用で資金も増えて通貨数も増えているはずが、通貨数だけ増えて資金は大きく減ってしまった、バカみたいな本当の話です。

その後の私は計画的な複利運用はしていません。資金増加とともに数ロットづつ通貨数を上げながら徐々に100万通貨までトレードできるようになっていきました。

通貨数の壁よりもメンタルの壁の方が大きく、何度も途中で通貨数を下げたこともありましたが、3年ほどかけて大きな通貨数に慣れていきました。

その後に200万通貨程度までロットを上げることには成功したのですが、今度は通貨数の壁で失敗することが多くなり、メンタル負荷も大きくなってしまって思い通りのトレードができる回数も減ったのでロットを下げました。

私の体験はこんな感じですが、安定して勝てるようになってからも複利運用をしなかったのは単に大きめの余裕資金があったためです。

余裕資金が豊富にあれば複利運用を考える必要はありません。通貨数とメンタルの壁まで徐々にロット数を上げていけば良いだけだからです。

資金が少ない人は複利運用で勝負をかける!

資金が少ない人は複利運用

10年前は国内のFX会社でもレバレッジ400倍とかが普通でした。そのハイレバレッジで資金を失った人も多数いますが、逆に億とかの大きな利益を手にした人もいます。

今の国内FX会社は一律25倍が最大レバレッジですから資金効率を上げるには限界がありますが、海外FX会社を使えば数百倍のハイレバレッジを使うことも可能です。

海外FX会社を推奨するわけではありませんが、ハイレバレッジで勝負をかけるというのもFXの醍醐味の一つかもしれません。

 

お小遣いの5万円を1ヶ月で100万円にするギャンブルFX

負けたら5万円を失う

勝ったら100万円

 

ここまで極端じゃなくても、5万円を1年間で100万円にする複利運用と考えれば、パチンコや競馬、宝くじよりはよほど現実味があり実現できる確率も高いです。

しっかり計画を立ててPDCAを繰り返せば達成確率も向上します。

ギャンブル的な意味合いのFXを決してお勧めするわけではありませんが、小さな資金を大きく増やすことを目的としている方も多いはずですから、こういった方法で実現できる可能性もあると覚えておくと良いと思います。

海外FX会社を使う場合は詐欺的なFX会社も多いので気をつけてください。私が確認している中で一番使いやすくボーナスも充実していて出金トラブルもないのはXMです。

こちらで少ない資金から複利運用で成功した方の記事を書いていますのでご覧ください。

FXで少ない資金を大きく増やす

FXで少ない資金を大きく増やす?失敗体験と成功体験とは!

2016年10月20日

FX複利運用のやり方!成功と失敗の注意点とは?まとめ

FX複利運用のやり方!成功と失敗の注意点とは?まとめ

FXの複利運用のやり方、成功するためのコツや失敗しないための注意点などを詳細に書いてきました。

簡単にまとめると複利運用で成功するためには計画が大切、そしてその計画を都度修正しながら目標達成に向けて着実に進めていくことが重要ということになります。

FXの複利運用では成功すれば少ない資金からでも驚くほど大きな資金にしていくことが可能なのですから、その分リスクも高くなります。慎重に、そして大胆に資金を大きく増やしていくために複利を活用していきましょう。

あなたも自分なりに目標を作って、その目標を達成できるように毎月複利で計算表を作ってみてください。そして細部まで複利運用計画を立ててみてください。

計画に沿って進めていけば、きっと夢が実現できると思います。

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