FXで大きな利益を出すにはどうしたらいいのでしょうか?
色々な方法が考えられますが、前提として、FX経験が浅い方には最初から大儲け、大きな利益を狙うことを私はお勧めしていません。
やはり、いきなり大きな利益を出そうとしてしまうと、無理なエントリーポイントでエントリーしてしまったり、決まった損切りができなくなってしまったりして、大失敗で大損してしまうことがあるからです。
ある程度FX経験がある方でしたら、大きな利益を出す計画を立てて、その計画に沿って進めていけば十分に可能です。
ただ、ハイリスクハイリターンでは成功確率が下がってしまいますから、どうしたらローリスクで大きな利益を狙っていけるのかについて解説します。
目次
FXで大きな利益を出すためには?
FXで大儲けしたいと考えている人は多いです。
私は大儲けを狙って大失敗の経験も多いので、いきなり大きな利益を狙うのではなく安定して勝てる実力がついてから考えることをお勧めしています。
でも、FXは利益を出すためにするのですから、ローリスクで安定した利益を積み重ねていく方法を好む人もいれば、最初から大きな利益を狙いたい人もいるはずです。
特にまとまった資金を準備できなければ、ローリスクで安定してなんて言っていると、いつまでたっても資金が増えない可能性もあり、趣味のFXになってしまう可能性さえあります。
FXで大きな利益を出すことを単純に考えた場合、総獲得pips数を大きくするか、大きなロットでトレードするしかありません。
例えば10万通貨でトレードしていて月に200pips獲得できている人が、1000pips獲得できれば利益は5倍です。
例えば10万通貨でトレードしていて月に200pips獲得できている人が、50万通貨でトレードすれば利益は5倍です。
こう考えると大きな利益を手にすることは難しくないのですが、もう少し詳しく様々な方法を考えてみます。
- リスクの少ない手法で大きなロットでトレードする
- ハイレバレッジを使って勝負をかける
- たくさんの通貨ペアを同時にトレードする
- 1日単位、週単位で複利運用する
- 複数のトレード手法を同時活用する
1番から5番まで、どれを使うとしても使うトレード手法に優位性がないと成功できません。優位性とは、そのトレードを続けていればトータルでプラスになるという裏付けがあることです。
2番は危険な利益の出し方になるのでお勧めできませんが、他はどれでも実現可能な方法です。なかでも私のお勧めは1番と5番です。
実際私は1番の方法でトレードしていますが、資金がまだ大きくない方は5番の方法でpips数を多く取っていくことができればトータルで見て大きな利益を出していくことが可能になります。
各々のリスク、メリットデメリットなどを見ていきます。
リスクの少ない手法で大きなロットでトレードする
月に100pipsしか利益が出せませんと愚痴を言う人もいれば、月に100pipsでいいので安定して継続して利益を出していきたいという方もいます。
私は1日に20pips、月に400pipsを最低目標にして毎日トレードしていますが、安定して利益を出せているなら月に200pipsでも十分に合格ラインだと思います。
月に200pipsでも10万通貨なら20万円の利益、50万通貨なら100万円の利益、100万通貨なら200万円の利益です。
リスクが少なく安定して利益が出せるのであれば、これで十分だと思いませんか?
FX会社によってはロット制限や取引量制限などがある場合もあるので、100万通貨を超えるロットになってくると考えなければならないこともあるのですが、私のブログを読んでいただいているほとんどの方は満足いただけるのではと思います。
これが月に100pipsの獲得だったとしても、安定して利益が出せるのであればロットを大きくしていくだけで大きな利益を手に入れることが可能になります。
ただ、100万通貨でトレードしようと考えた場合、国内のFX会社であれば通貨ペアによって変わりますが500万~1000万程度の余裕資金は必要になります。
そのため、最初から大儲けしようと考えずに、月単位でマイナスにならないトレード、月単位で100pipsでも200pipsでも安定して利益が出せるトレードができるようになることが大切です。
少ない獲得pipsでも月単位で安定した利益が出せるようになったらロット数を大きくしていけばいいのです。
ハイレバレッジを使って勝負をかける
海外口座を使えば500倍程度のレバレッジを使えるのが普通です。なかには1000倍以上のレバレッジが使えるFX会社もあります。
資金管理がしっかりできているのであれば、500倍でも1000倍でも高いレバレッジを使うことを私は否定しませんし、逆にレバレッジは高い方が安全という考えもあります。
MAX会員の中にも海外口座を使っている人は結構多くいて、10万程度の資金で10万通貨レベルのトレードをして利益を出している方もいますし、それ以上のレバレッジを活用して成功している方もいます。
問題は高いレバレッジを使っているにも関わらずに資金管理をまったく考えていない場合です。
確かに少ない資金でもハイレバレッジを使えば大きなロットでトレードできますから、大きな利益を出せる可能性もあります。
しかし、資金管理を考えずにハイレバレッジを使ってしまえば、あっという間に口座残高はゼロになってしまう可能性の方が高いでしょう。
こう考えると資金管理無しでハイレバレッジを使うのは厳禁ですが、ハイレバレッジを使って少ない資金を大きく、そして大きな利益を出していくことも可能だと言えます。
資金の少ない人が大きな利益を出すことを考えた場合、宝くじや競馬などのギャンブルに比べれば可能性は十分にあると言ってもいいと思います。
以下で少ない資金をハイレバレッジを使って大きな利益を出した体験談が読めます。
たくさんの通貨ペアを同時にトレードする
私はいつもモニターに4通貨ペアを表示していて、ポジションを持つのは基本的に1つだけと決めています。
稀に凄く良いトレンドが出ている通貨ペアが複数あると2通貨ペア、3通貨ペアでポジションを持つこともありますが、同時に複数のポジションを保有するということはその分の証拠金も必要になりますし、多少の俊敏性も必要になります。
私が提供しているMMASP他の手法でも基本は4通貨ペアの同時監視でポジションを持つのは1つだけとしています。
その手法を使って同時に9通貨ペア監視とか、16通貨ペア監視とかで利益を出している方もいます。なかには49インチワイドモニターを使って24通貨ペアを同時に監視している強者もいるから私でも驚きです。
たくさんの通貨ペアを同時に監視できれば、レンジだったりボラティリティがない通貨ペアでトレードをしないようにして、きれいなトレンドのある通貨ペアを選ぶことで勝率アップが可能になります。
また、同時に2つ、3つ、それ以上のポジションを保有してトレードしていくことができれば、その分だけ利益も倍増させることが可能になります。
こう考えると監視する通貨ペアは多ければ多いほどいいし、複数のポジションを同時保有できれば利益も倍増すると言えます。
ただ、メリットばかりではなくデメリットもあります。
例えば4つの買いポジションを同時に保有した。急にリスクオフのニュースが流れて相場は急落。4つのポジション全部が損切りになった。
こんなパターンも出現する可能性もあります。
また、複数のポジションを持つということは、複数通貨ペアを同時に監視しなければなりませんから、監視する通貨ペアが増えれば増えるほど神経を集中させなければなりませんし、エントリーと決済を同時に考えたりしなければならなくなるので、かなりの慣れと経験も必要になるはずです。
私も昔、常に2つ3つと同時にポジションを保有していた時期があるのですが、チャートの見るべきところが多くなることでトレードが終わると毎日ぐったりして疲労困憊してしまいました。
毎日疲れ果ててしまうと、いくら利益が多くなってもトレードが楽しくありません。そのため、ポジションは常に一つにしてロットを上げることにしています。
それでも、たくさんの通貨ペアを同時に監視してトレードすることにはメリットの方が多いですから、チャートに集中できる人なら取り入れた方が良いといえます。
1日単位、週単位で複利運用する
FXで大きな利益を出すことを考えた場合、複利の力を使うのは有効な方法です。
もちろん、優位性のある手法を使うことが大前提にはなりますが、週単位、月単位での複利運用トレードであれば大きな利益を手に入れることができる可能性も大きくなります。
複利運用については以下で詳しく読めます。
ただ、上記記事でも詳しく書いていますが複利運用にはデメリットもあります。ロットを上げた途端に調子が悪くなって資金が減るとか、ロットを上げたことによるメンタル負荷で冷静にトレードできなくなってしまうといったことです。
また、週単位、1ヶ月単位での複利運用トレードであればお勧めできますが、1日単位での複利運用はお勧めしません。
1日単位では勝ち負けのムラが大きく影響してきますし、相場状況によって調子の良い時はどんどん資金が増えるのに対して、手法が苦手な相場状況になってしまえば資金がどんどん減ってしまう可能性もあるためです。
複利で資金を大きく増やしていく場合には綿密な計画が必要になります。
複数のトレード手法を同時活用する
1つの手法で1ヶ月に1000pipsを獲得しようと思えば、かなりハイリスクなトレードをしなければなりません。そして、ハイリスクトレードをしたとしても成功する確率は低いはずです。
毎月1000pipsを簡単に取れるみたいなFX商材もありますが、普通に考えれば1ヶ月20日として毎日50pipsですから、かなり難しいことが分かります。
私自身、毎日朝から1分足と5分足でトレードしていますが、毎日50pipsを安定して取っていくことは不可能だと思っています。それは、必ず調子の悪い日、相場状況が悪い日が出てくるためです。
スイングトレードで毎日ではなく月で考えれば、相場状況が良くて強いトレンドが発生した時などは1000pipsも十分に可能かもしれません。
しかし、1ヶ月で見てもボラティリティがない月は必ずありレンジの月も必ずあります。そんな時はスイングトレードだったとしても1000pipsは無理でしょう。
これが月に200pips程度しか利益を出せないローリスクローリターンの手法を5つ同時にトレードしたとすれば1ヶ月で1000pipsの獲得です。
同じ1000pipsを獲得することを考えても、どちらの方が可能性があるか一目瞭然ですね。
そのため、毎月1000pipsは大袈裟だとしても、複数のトレード手法を同時に活用することで大きな利益を出すことが可能になるのは確かです。
私的にはこの方法が一番のお勧めになりますので詳しく見ていきます。
複数のトレード手法を同時に活用する方法とは?
詳しくは後述しますが、複数のトレード手法のインジケーターなどを全部チャートに表示させて、エントリーポイントを厳選しても期待値はさほど変わらない可能性が高いです。
しかし、複数のトレード手法を同時にトレードすれば、期待値は使うトレード手法の数だけ大きくなることになります。
当たり前ですが、1ヶ月に200pips獲得できるトレード手法と1ヶ月に100pips獲得できるトレード手法を同時に使ってエントリーポイントのすべてでエントリーしていけば月に300pips獲得できることになります。
月に200pips獲得できるローリスクローリターンの手法を5つ同時にトレードしていけば月に1000pipsの獲得。
月に100pips獲得できるローリスクローリターンの手法を10個同時にトレードしていけば月に1000pipsの獲得。
実際には5つとかを同時にトレードしていくのはかなり難しいことですが、理論上は可能ということです。
実際、私が提供しているMMA1分足とMMASP5分足を同時にトレードして利益を倍増させている会員の方も多いですし、これにプラスしてMMA5分足、MMA15分足も同時に使って利益を大きくしている会員の方もいます。
一つのトレード手法だけで毎月500pipsとか1000pipsとかを安定して取って大きな利益を出し続けることは難しいことですが、複数のトレード手法を同時に活用するのであれば、利益を倍増させて大きな利益を手に入れることも可能になります。
また、2つ、3つのトレード手法を同時に使ってトレードしていくということは、それぞれのトレード手法でのエントリーポイントが違うことで、リスクヘッジになる場合も多くなります。
例えばABCという3つのトレード手法を使うと仮定した場合
- AもBもCもすべて好調で大きな利益
- Aは不調、BとCは好調でトータルプラス
- Bは不調、AとCは好調でトータルプラス
- Cは不調、AとCは好調でトータルプラス
- AとBが不調、Cが好調でリスクヘッジできてトータルでも微損
- AとCが不調、Bが好調でリスクヘッジできてトータルでも微損
- BとCが不調、Aが好調でリスクヘッジできてトータルでも微損
こんな感じで1ヶ月で見ればプラスになるトレード手法だったとしても、1日単位で見れば不調なこともありますから、ABCがお互いにリスクヘッジになって1日単位でみてもストレスフリーなトレードが可能になることが多いです。
もちろん、相場状況によってはABCすべてが不調で大きな損失を出す日が出てくる可能性もありますが、全体からみれば割合はかなり低くなるはずです。
そのため、トータルでプラスになる手法を複数所有している場合には、同時にトレードしていった方が大きな利益を手に入れられる可能性が高くなるということになります。
ある程度の反射神経がないと活用できない?
複数のトレード手法を同時にトレードしていく場合には、かなり忙しい作業になってしまう場合があります。
例えば1分足トレード手法を2つ、5分足トレード手法を2つ、合計で4つのトレード手法を朝8時から夜12時まで同時に活用する場合を単純簡易に考えてみます。
トレード時間は16時間と長いですが、1分足では1日30回のエントリーポイント。5分足では1日10回のエントリーポイントが出現します。
1分足が2つで60回、5分足が2つで20回、トータルで80回のエントリーポイントです。
16時間で80回ですから12分に1回のエントリーポイントが発生。1つのエントリーポイントの決済までかかる時間を20分から2時間と仮定しても、1日中ポジションを持つ計算です。
また、2つ3つ4つと同時にポジションを保有している時間も多々出てきます。
こっちの手法でエントリー、こっちの手法で決済、2つの手法で同時にエントリー。2つのポジションで1分おきに決済、両建てになってるからこっちは残して・・・などなど、値動きによっては目まぐるしい展開も多くなるはずです。
こうなると私のような50代では対応できません(できる方もいるとは思いますが・・・)し、間違ってエントリーしたり、決済する通貨ペアを間違えてしまうなんてことも多々出てきそうです。
このように、かなり忙しい展開になれば集中力も反射神経も必要になるということです。
そのため、複数のトレード手法を同時に活用する場合は2つくらいが一番のお勧めになります。多くても3つくらいがいいのではないでしょうか?
数多くのトレード手法を考えていると
私は毎日トレードしながら、1%でも勝率アップ、1%でも利益率がアップする方法はないかを常に考えています。
以前、今のトレード手法が完全に完成する前には、様々なインジケーターを組み合わせて年単位での検証を繰り返していました。特にチャートの動かない土日は毎日10時間とか、15時間とか検証作業をしていたものです。
こんな感じで色々なトレード手法を考えて検証していると、年単位で勝てないトレード手法は日常茶飯事ですが、時々、損益のないトレード手法が出てきたりします。
毎月のデータを検証していくと、月単位でプラスでも50pips前後、マイナスでも50pips前後、年単位で見ると損益なしみたいなトレード手法です。
これは使えない、儲からない手法ルールだと断念・・・
でも、実は使えないトレード手法だと捨ててしまうのは早急なんです。
例えば、月単位で見て損益なし程度のトレード手法であれば、スプレッドの小さいFX会社を使えばプラスで安定する可能性もあります。
また、その手法で継続してトレードしていって、月の途中でトータルでプラスになって勝っている場面で勝ち逃げして使うのをやめるなんて方法もできそうです。
あとは東京欧州NYなどの時間帯で区切るとか、通貨ペアを変えてみるとか、いろいろなことが考えられます。
あと一歩、なにかインジケーターやルールを加えるだけで大化けする可能性もあります。
トータルで見て少しでも利益の出ている手法であれば、前述したように複数のトレード手法を同時に活用することでリスクヘッジにもなって大きな利益にしていくことができる可能性もあるということです。
例えば何かトレード手法を手に入れたとして、数日や数週間のデータを見たり実際に検証してみたりして使えないと捨ててしまうのはもったいないです。
次々と新しいトレード手法を買っていたら聖杯探しと一緒で大切なトレード資金を圧迫することにもなりかねません。
しっかり長期間検証を行って使える手法は活かすようにしていきましょう!
複数のサインが重なっても優秀とは限らない
ABCという3つの勝てるトレード手法があったとします。
ABC3つのトレード手法で同じポイントでエントリーサインが発生しました。
これは絶対鉄板だと思ってロットを大きく上げてエントリー。
結果は損切りで悔しい結果でした。
これは多くの方が体験されていることではないでしょうか?
不思議なことかもしれませんが、3つに限らず、4つでも5つでも違うトレード手法で同時にエントリーサインが発生した場合でも同様です。
3つも4つもサインが重なると鉄板で勝てるように思えてしまうのですが、実は期待値で考えると上がる場合もあれば下がってしまう場合もあります。
この利確になる場合もあり損切りになってしまう場合もあるのは1つのトレード手法を使った場合と一緒になるのです。
そのため、サインの重複箇所で過度に期待してロットを上げてトレードしてしまうのは間違いということになります。
もちろん、その3つの勝てるトレード手法を完全に合体してしまえば勝てるトレード手法にはなるはずですが、利益は3倍にはならないのです。
3つの勝てるトレード手法があったとしたら、合体してエントリーポイントを精査するのもいいですが、3つ同時にトレードしていった方が獲得pipsは絶対に増えることになります。
FXで大きな利益を出すには?複数のトレード手法を同時活用!まとめ
FXで大きな利益を出していく方法はたくさんありますが、私的にはローリスクローリターンかローリスクミドルリターンくらいのトレード手法でロットを上げてトレードしていくか、複数のトレード手法を同時に活用していくことをお勧めしています。
この2つを比べてみると、勝てるトレード手法でロットを大きくして大きな利益を出す方法ではメンタル負荷が大きいのでなかなか実現できない人が多いです。
一方、今までと同じメンタル負荷の少ないロット数でも、複数のトレード手法を同時に活用できれば大きな利益を手に入れることが可能になります。
月に100pipsだった人が300pips、月に200pipsだった人が500pipsと獲得pips数を増やすことも可能になることになります。
FX経験がある程度の人であれば複数のトレード手法を所有していることも多いと思いますから、ロットを上げるのではなく獲得pips数を増やすことを考えると大きな利益を手に入れることができる可能性が大きくなることになります。