FXの目標設定!欲張り過ぎずに実現可能な目標設定が大事!

FXの目標設定




FXの目標設定は大切です。

なかには「FXでは目標設定なんて必要ない。やれることをやるだけ」みたいな意見もありますが、目標がなければどこを目指せばいいのかもわかりませんし、達成感も得られないことになります。

FXで10億円稼ぐぞ!みたいな欲張り過ぎで無謀な目標は目標ではなく夢物語になってしまいますが、適切な目標を設定することで頑張れることもあります。

実現可能な目標を立てる ⇒ 達成する ⇒ 次の目標を立てる ⇒ 達成する

これを繰り返していくことで大きな目標も達成できることになります。

FXの目標設定について、例を交えながら適切な目標を考えてみたいと思います。

FXでは欲張りすぎると勝てない!

FX欲張りすぎ

先日、会員の方と話をしたときに、FXの目標の話になりました。

「MAXさんの1日の目標はどのくらいですか」と聞かれたので、「私の目標は毎日最低20pips以上です」と答えました。

「○○さんは1日の目標をどのくらいのpips獲得にしていますか?」と聞いたら

「今は1万通貨でのリアルトレードなので、1日50pipsで5000円くらいは利益を出したいと考えています。1ヶ月で1000pips、10万円の利益が目標です。

私はビックリというより愕然としました。

この方は調子の良い時はどんどん勝てるのに、不調の時は大きくマイナスになってしまって、なかなかトータルの収支が安定できずにいました。

心の中で「だから安定して勝てないんだ!」と思いましたが、さすがにズバッとは核心を言えずに目標設定について詳しく話をしました。

1日50pipsの獲得、絶対に無理とは言いませんが、かなり高い目標設定です。

あまりにも高い目標を設定してしまうと、「なんとかしなくては・・・」みたいな考えになってしまうので、無理に利益を伸ばしてみたり、損切りを耐えてしまうことも出てきてしまいす。

欲張りすぎてしまうと逆に勝てなくなってしまうのがFXなのです。

 

個人トレーダーだからこその目標設定

個人トレーダーの目標設定

巨額の資金を運用する投資ファンド会社は世界に多数存在していますが、大手ヘッジファンドでも年間利益が50%超えを安定して実行できているなんて話は聞いたことがありません。

もちろん、運用金額が巨大という理由もあります。

ヘッジファンドは大きな資金を集めているために利益を出していかないとならないのですが、トータルでマイナスを出さないことを一番に考えて投資しています。

そのため、年間プラスを目指すために目標設定を高くしないで、何重にもリスクヘッジしてできるだけリスクの少ない投資を実行しているはずです。

個人トレーダーの場合、100万円の資金で10万通貨のトレードをしたと仮定し、月に200pipsの利益が出せたとします。

すると、月に20万円の利益、年間240万円の利益です。100万円が340万円になっていますから、ヘッジファンドの利益率に比べると何倍もの利益率になっていることになります。

それだけリスクの高い投資をしているということにもなります。

しかし、個人のFXトレードだからこそ、自分の裁量でリスクをコントロールできるのが大きなメリットです。

ヘッジファンドが月4%の利益目標だったとしても、私たち個人トレーダーは月20%、月50%、それ以上を目標にしてもいいのです。

そして、その目標を達成できるのがFXの楽しさ、醍醐味でもあります。

達成可能な目標を設定することが大切

達成可能な目標
  • 毎日50pips取る!
  • 10万円の資金で毎日3万円の利益を出す!
  • 今日10万円儲ける!

絶対に無理ではないかもしれませんが、無謀な目標を持ってしまうとリスクが増大してしまいます。

10万円の資金で毎日3万円の利益を出そうとすれば、ハイレバレッジで10万通貨のトレードで毎日30pipsです。

損切りからスタートしてしまったら総資金はどんどん減っていくことになり、同じロットでトレードできなくなってしまうかもしれません。

毎日50pipsの獲得目標は、例えばポンド円なら1日に100pips程度の値動きはありますから半分のpips数です。5通貨ペア、10通貨ペアと監視して複数ポジションを持てば実現不可能な数字ではありません。

しかし、毎日50pips取っていくという高い目標にしてしまうと、無理に利益を伸ばしたり、適切な損切りをしなかったりしてしまう可能性が高くなります。

目標は高い方がいいなんて言う人もいますが、なかなか達成できない目標を持ってしまえばメンタル負荷も大きくなり、冷静なトレードができなくなってしまったりして目標を達成できなくなってしまいます。

FXの獲得目標は高く設定しないで、7~8割は達成できる自信がある目標に設定することが大切なのです。

やる気の出る目標設定ということも大事

やる気の出る目標設定

トレードに使える資金量もあると思いますが、まったくやる気の出ない利益が目標では真剣に取り組みにくいものです。

例えば1000通貨のトレードで1日20pips、利益にすれば1日200円の儲けが目標だったとしたら、なかなか本気では取り組みにくいのではないでしょうか?

個人によって考え方は変わってくるかもしれませんが、数時間も頑張ってトレードして数百円の利益ではデモトレードで本気になれない人が多いのと一緒だと思います。

そのため、pips数でなく金額で目標設定する場合には、自分の資金量から適切なロット数を導き出した後に目標を設定する必要があります。

利益的に満足できる目標設定ができないとしたら、FXで勝つ練習をしていると考えてpips数の目標を立てて達成できるようになりましょう。

その練習をしている間に資金をためてトレード資金を増やしながら複利で利益を増やしていくことを考えればいいと思います。

複利の力でトレードしていると、最初はやる気の出ない金額だっとしても徐々に大きな資金にして利益も大きくしていくことが可能です。

複利に関しては以下で詳しく読めます。

FXの複利運用

FX複利運用のやり方!成功と失敗を分ける注意点とは?

2018年10月1日

ある会員の方の目標設定とは?

会員の方の目標設定

ある方の目標設定は1日30pips以上でしたが、全然目標を達成できずに月トータルでも勝てなくて、最後の頼みの綱としてMMA(後日MAPSP)に参加してきました。

1ヶ月もしないうちに勝てるようにはなったのですが、目標が30pipsのままだったのでなかなか達成できずに悩んでいました。

そもそも、サラリーマンの方で帰宅後の数時間がトレード時間でしたから、その短時間で毎日30pipsの目標設定には無理があったのです。

そこで、最初は10pips以上を目標にしてみたらという話をして、10pips以上を目標にして取り組まれました。

その方は仕事から帰宅後の3~4時間がトレード時間です。

ボラティリティの出にくいドル円は監視通貨ペアにせず、ポンドドルとポンド円をメインにし、ユーロドルとユーロ円もボラティリティとトレンド発生時のみエントリーOKという4通貨ペア監視スタイルでした。

ボラティリティがある時のみエントリーとしたことで、MMAの基本利確ルールよりも若干アップさせていて、トレンドも重要視したことで利益を伸ばすパターンもできるだけ使います。

1回目のエントリーで目標達成できたら基本的にはトレード終了。時間内はチャートを監視していて得意パターンや絶好のチャンスの時だけ追いかけます。

損切りからスタートしてしまったら、その通貨ペアのトレンドを追いかけるか、違う通貨ペアを選択するかでプラスになるまでチャンスを待ってトレードを繰り返します。

24時を過ぎたら勝っていても負けていても基本的にはトレード終了。FIX前後にきれいなトレンド発生時のみ26時までトレードOK。

こんなトレードスタイルですが、大体毎月7~8割の日には1日の目標が達成できていて、マイナスで終わってしまう日もあるものの利益を伸ばせる日もあることで、月トータルでは目標の200pipsを達成できています。

半年ほど10万通貨で目標達成を継続できているので、そろそろ通貨数を徐々にアップさせるということでした。

半年間目標達成できているということは、トレードに安定性があるということですから、ロットをアップさせたとしても目標達成できるはずです。

トレードできる時間は変わらないので、目標の獲得pips数をアップさせるのではなく、ロットをアップさせてトータル利益を大きくする選択は正解だと思います。

ただ、ロットアップで出てくるメンタル負荷にだけは気をつけてとアドバイスさせていただきました。

1日たった10pipsという低い目標設定かもしれませんが、安定して取り続けていくことができればロットを上げていくだけで大きな利益にしていくことができるという良い例だと思います。

目標はあくまでも目標!

目標はあくまでも目標

目標を適切に設定したからと言って必ず達成できるものではありません。

トレードしている時間帯でボラティリティがなく狭いレンジ推移が続いたりして、どうしても取れない日も稀にでてきてしまうはずです。

そんな時は、以下のような対応が必要になります。

  • あきらめてトレード終了
  • 動き出すまで様子見してチャンスを待つ
  • 目標を変更する

無理に目標を達成しようとすればトレードに影響が出てしまって、逆に大きな損失を出してしまう可能性もあります。

祭日や休場などで動かないのであれば、あきらめてトレードをしないという選択肢が一番有効です。値動きが乏しければ利益を出せなくて当たり前、無理にトレードをする必要はないからです。

理由なく値動きが乏しい場合にはボラティリティアップ、レンジブレイク、トレンドの発生まで様子見で待つことが有効です。祭日や休場国が多いなどでなければ1日中動かないなんて日はそうそうありません。

動き出してからのチャンスで取っていけばいいことになります。

あとは、マイナスが先行してしまった場合などは熱くならないことが大切です。

マイナスが先行しているということは獲得目標まで遠くなっているはずですから、「何とか取り返そう」「絶対目標達成」みたいな考えが出てきてしまえば冷静なトレードができなくなってしまう可能性もあります。

そんな時は目標を損益なしラインに変更します。

損益なしまで到達してから、当初の目標設定のままでいくのか、少し下に変更するのかなど、トレードできる時間、トレンド、ボラティリティなどを考慮して決めればいいと思います。

目標はあくまで目標ですから、絶対に達成しなければと考えるのではなく、できるだけ目標達成できるように努力していくことが大切です。

FXの目標設定!欲張り過ぎずに実現可能な目標設定が大事!まとめ

FXの目標設定は欲張らない

FXの目標設定をしている人の目標は本当に人それぞれです。

  • 毎日10pips
  • 毎日20pips
  • 毎日1万円
  • 毎日10万円
  • 月に300pips
  • 月に1000pips

どんな目標設定にするかは自由ですが、できるだけ達成できる目標で設定することが大切です。頑張っても達成できないほどの高い目標だとやる気も出なくなってしまうからです。

今の自分の実力にあった目標設定をして、安定して達成できていくのが理想です。

そして、立てた目標が達成できているのかを定期的にチェックし、修正や変更、目標アップさせていくことで必然的にトータルでの収支も大きくなっていくはずです。

FXの目標は漠然としたものではなく、詳細に文章にできるレベルまで決めることをお勧めします。

 

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